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スペシャル・インタビュー - 本木 雅弘 Vol.1


エレガンスを体現する生き方とは?

エレガンスとは、内面からあふれ出る美しさ、つまり気品ということですよね。まとう空気やオーラのように醸し出されるものと言いますか、例えるなら、その人の「核」となる部分や根底にあるものが、花が咲くように匂い立つことだと思います。もちろん、意図することなくこぼれてしまうのが美しいのだろうけれど、あえて意識することで生み出されるエレガンスもあるのかもしれません。
 

そういう意味で、意識から生まれるエレガンスには知性の薫りを感じます。「知性」と言ってしまうと知識の話だと思われがちですが、それは気配を感じ取る心の力のことだと思うんです。もっと大きく言ってしまえば「思いやり」なのではないでしょうか。何かを思いやる心があれば、自然と態度につながってくる。人に対して、自然に対して、自分を取り巻く状況や環境に対して・・・相手や物事を思いやる、という知性。自分を美しく飾るためのものではなく、そういった他者へ向けられる優しさのようなものがエレガンスと呼ばれるのかもしれません。


エレガンスでいるために(または、そう振る舞う時に)心がけていることは?

結果として、他者への心づかいであったり、気持ちに余裕を持つことが、穏やかな表情や身のこなしをつくり、優美な立ち振る舞いを印象づけるのだと思います。たとえその気遣いが小さなことであったとしても、相手を想い、自身が信じるものに誇りを持ち、そこにひたむきさがあるならば、きっと互いに心地よさを共有できるのではないでしょうか。
 

そして、大人の場合はそれを「意識」することがエレガンスの体現につながり、若者はその「意志」を示すことがエレガンスの体現を導く。似ているものではあるけれど、発する力の種類が違うと思うんです。大人のエレガンスはどちらかと言えば静的で、熟成と彩りを感じさせるもの。対して若者のエレガンスは動的で、純度の高いパワーを感じさせるもの。というイメージが浮かびます。
 

現実の自分はまだまだエレガンスを模索中ですが、その姿勢について考えることが自らを豊かにしてくれると思っています。


美意識という点において、次の世代に受け継ぎたい、伝えたいことは?

これも漠然とした思いですが、美意識というものも「心の働き」のひとつですから、無意識に備わっているものと、時代やその時の自分の求める美しさによって変化していくものがあると思います。これは仕事のみならず、日常生活にも現れてくるものですからとても興味深いですね。
 

いずれにしても、一人ひとりが持つ固有の感覚や感性の部分なので、その「心の眼」が向く方向を自分なりに掘り下げて、存分に楽しんでほしいと思います。私は役者の仕事をしていますが、伝統芸能のような「お家芸」がある訳ではないので次世代に渡せる明確なものはありません。しかし心構えとして、どんな表現の世界においても「粘り強さ」が必要であること、そして、見えなかった先にも必ず出口や発見があるということは伝えたいなと思います。出来るだけ、そう信じて進んでいってもらえたらと願っています。

スペシャル・インタビュー
- 本木 雅弘 Vol.2

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ELEGANCE IS AN ATTITUDE
- 本木 雅弘

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