1933年
モーリス・ロッシ(1901年-1966年)は、ごく若くしてその飛行キャリアをスタートさせました。1919年、彼はフランスで最年少の軍属パイロットとなります。植字工からパイロットに転身したポール・コドス(1896年-1960年)とともに、無着陸長距離飛行のあらゆる記録を塗り替えました。1933年8月5~7日にかけて、2人のフランス人飛行士はコドスを主操縦士として、ニューヨークからフランスまで北大西洋上を直線経路で飛行、ドイツ上空を通過して南東に向かい、シリアのリヤークに着陸しました。
2人はロンジンのクロノメーターが装備された「ブレリオ110」で、55時間をかけて5,657マイル(9,104 km)を飛行しました。イスパノ・スイザ社のエンジンを搭載したブレリオの平均速度は102マイル(164 km)/時でした。
最長飛行記録を達成したモーリス・ロッシ(左)とポール・コドス。ニューヨーク、フロイド ベネットフィールドにて、1933年撮影